3 殺人の手段と結果
3.10 罠
日本では免許があれば、罠猟を行うことができる。罠の中には人に危害を及ぼす可能性があるものや、無差別に鳥獣を傷つけるものがあり、罠猟で使用することは禁止されている。この罠のうち、高い殺傷力を持つものを記載する。
3.10.1 落とし穴
落とし穴は最も原始的な罠だが、シンプルで捕獲率も高い。落とし穴に人が落ちて首の骨を折ったり、生き埋めになる事故も起きている。穴の底に鋭く削った杭(逆茂木)を並べることで、落ちた対象を刺し殺す運用もある。
3.10.2 据銃
据銃は、ワイヤーなどを銃の引き金に結んでおき、ワイヤーが引っ張られると自動的に発砲する仕組みを持つ罠。ゲリラ戦などでドアに仕掛けて使われた。銃以外にも、弓、投石器、丸太落とし、スパイクのついた丸太などが用いられる。